雨の足跡
田中 宏大
放課後のいつもの帰り道、少年は切符を拾う。それは異次元への切符である。バスに乗ると一人の老人に声をかけられる。かすかに寝てはいけないと聞こえた。しかし、しばらくすると少年は寝てしまう。目を覚ますとそこはなにもない世界だった。自分が老人になっていることに気がつく。すると目の前から少年の自分が現れる。そして老人はつぶやく。「寝てはいけない。」作品を見る人に雰囲気を感じてもれえるような映像を目指しました。雨のシーンでは雨のにおいが感じられる、画面に空気感や奥行き感をあたえることに試行錯誤しました。鉛筆で陰影をつけたことによってアナログ感を出すようにしました。演出はストーリーが静かなため、演出も静的にし、絵のカットのつながりで物語を作っていきました。そして不思議な世界観を作るために実験的な演出を含ませてみました。不思議な世界観、雰囲気を楽しんでもらえたら幸いです。
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