映画監督、図書、雑誌の編集者など、分野によっては呼び方が異なっていますが、コンテンツ制作のディレクターは、コンテンツの構成・演出を指示し、映像、画像、サウンド、テキストなどのコンテンツ素案を取りまとめる役割を果たします。 しかし、テレビ番組のディレクター、ゲーム、音楽のディレクター、インターネットサイトやモバイルサイトのディレクターなど、メディアコンテンツ分野ごとに求められるスキルは異なり、分野横断的なノウハウの共有化が図られておらず、一般の人々からその役割が想像しにくい仕事でもあります。 そのような現状に対し、今後、デジタルコンテンツを多メディアで流通するビジネスが増加していくに従い、多メディアコンテンツに対応したノウハウを持つディレクターが求められることになります。 そうしたディレクターには次のような機能が求められるでしょう。 まず、コンテンツの企画段階において、メディアやコンテンツの分析力、クリエイターやエンジニアのキャスティングやスタッフ管理の能力、制作のスケジュールや予算を計画する能力、企画書やプロトタイプを制作しプレゼンテーションする能力が求められます。 また、制作の場においては、インタラクティブなコンテンツの構成・演出・編集の能力と、映像・画像・サウンド・テキスト・プログラミングを統括する表現技術、制作のための技術・環境の運用の能力、メディアに対応したパッケージ化・フォーマット化の能力が求められます。