旧来「著作権」と言えば、著作権者が自分の著作物を勝手に利用して商売をしている者に対し著作権侵害に基づき損害賠償請求などを行う、というように、著作権侵害の部分のみが強調されてきました。 もちろん著作権侵害に対し裁判で権利行使していくことは今でも重要です。しかし、インターネットなどの様々なメディアがある現在、コンテンツ・ビジネスを行う企業にとって、自分たちが著作権を持つコンテンツを如何にビジネス的に有効活用してプロフィットをあげていくか、如何にワンソース・マルチユースによる利益の極大化を図るか、という点が重要となります。つまり、(1)有効に権利処理をしたコンテンツを、(2)ライセンス(利用許諾)などの形で如何にビジネス化していくか、という問題です。 これを具体的な契約問題として捉えた場合、(1)は従業員や外部業者を使って制作を行う場合の契約、(2)はコンテンツのライセンスや二次利用に関する契約に関連してきます。 コンテンツの企画・制作という初期段階から、権利処理やワンソース・マルチユースを念頭においてビジネスを進めることこそ、コンテンツ・ビジネスにおいて勝利するための鍵となるのです。