ベンチャー応援団


増田 純一
(ますだ じゅんいち)

株式会社日経映像マルチメディア本部次長
e-mail: marumasu@po.nikkeivi.co.jp

<経歴>
1971年日本経済新聞社入社。 主としてデータバンク(電子メディア)局で、ミクロ・マーケティング分野のコンテンツ制作を担当。 1999年3月日経映像出向、現在に至る。
   
 「千と千尋の神隠し」がヒットしている。国内だけではなくドイツでも好評だという。監督自身の能力の高さもさることながら、これまでの作品の評価に加え、アニメを育み消費する文化が土壌にあったからこそここまで大きく花開いたといえる。IT不況で呻吟している日本経済だが、その原因の多くはハード偏重の考え方に起因しているという見方もある。であれば、それを活用するソフトの不足、活用する態勢が十分に整っていれば違った展開も見通せようというものだ。
  もの造りの現場で、海外との比較優位性が急速に失われつつある現状で、われわれの培って来た先進技術・文化を背景に次のプロダクトを生み出すには、絶えず先進技術を磨くと同時に、普遍性のあるコンテンツ(ソフト)クリエーターに期待が集まってしまう。それも均一な規格のもと制作されたそれではなく、豊かで、個性ある才能が自由にはばたいた産物としてのそれである。
幸い、インターネット、ケイタイ、デジタル放送やリムーバブル・メディア。力のあるコンテンツ屋にとっては、限りなく土俵が広がりつつある。「出よ、コンテンツベンチャー」だ。


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