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DCAJ news No.127
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DCAJ 9月度セミナーよりデジタルコンテンツの将来動向:2006年9月29日(金)、秋葉原駅前の秋葉原UDX3Dシアターにて(株)新産業文化創出研究所の協力のもと、DCAJ9月度セミナー「デジタルコンテンツの将来動向」が開催され、100名を越す来場者で賑った。
DCAJ9月度セミナー「デジタルコンテンツの将来動向」開催

2006年9月29日(金)の午後、秋葉原駅前の秋葉原UDX3Dシアターにて、(株)新産業文化創出研究所の協力のもと、DCAJ9月度セミナー「デジタルコンテンツの将来動向」が開催され、100名を越す来場者で賑った。

◇プログラム

13:30 開場  
  14:00〜14:10   開会の挨拶
(経済産業省商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長補佐 高砂義行氏)
((財)デジタルコンテンツ協会専務理事 角田周一)
 
  14:10〜15:10   テーマ[1] 「デジタルシネマ」の現状と将来動向 講師 中嶋正之氏  
  15:20〜16:20   テーマ[2] 「3Dコンテンツ」の現状と将来動向 講師 本田捷夫氏  
  16:30〜17:30   テーマ[3] 「動画映像の視覚評価」の現状と将来動向 講師 春日正男氏  
  17:30   閉会の挨拶    

今回のセミナーは、経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課課長補佐高砂義行氏、(財)デジタルコンテンツ協会専務理事角田周一の挨拶に始まり、『デジタルシネマの現状と将来動向』、『3Dコンテンツの現状と将来動向』、『動画映像の視覚評価の現状と将来動向』といったデジタルコンテンツに関する3テーマ(この事業は競輪の補助金を受けて実施したものである)の研究成果及び将来動向について、講演が行われた。


  受付風景   セミナー風景[1]  

  経済産業省商務情報政策局
文化情報関連産業課 課長補佐
高砂義行氏 ご挨拶
  (財)デジタルコンテンツ協会
専務理事 角田周一 ご挨拶
 

「デジタルシネマ」の現状と将来動向
講師:東京工業大学 大学院 情報理工学研究科 計算工学専攻 教授 中嶋正之氏

全世界で、デジタルシネマのスクリーン数は1604。特に、米国、韓国、英国、オーストラリア、アイルランドのスクリーン数が急速に伸びており、「高性能」「高品質」「高機能」「低コスト」かつネットワーク配信が容易なデジタルシネマは、今後ますます普及することが期待できる。


  東京工業大学大学院
情報理工学研究科 計算工学専攻
教授 中嶋正之氏
  セミナー風景[2]  

国・地域 D-Cinema E-Cinema デジタルシネマ
2004 2005 2006
5月
2004 2005 2006
5月
2004 2005 2006
5月
中国 91 108 32 91 91 166 182 199 198
香港   2 2 1 1 1 1 3 3
インド 2 2 3   101 101 2 104 104
日本 39 57 36     23 39 57 59
韓国 11 20 43     8 11 20 51
シンガポール 21 25 26   1 2 21 26 28
タイ 5 6 6     1 5 6 7
台湾 4 6 7       4 6 7
ケニヤ         1 1 0 1 1
オーストリア 1 16 15 7   9 8 16 24
ベルギー 14 23 21     4 14 23 25
スイス   8 8       0 8 8
チェコ 1 2 1     1 1 2 2
ドイツ 2 32 31 17 47 49 19 79 80
デンマーク 3 6 5     1 3 6 6
スペイン 2 9 9 2 8 12 4 17 20
フランス 7 32 22 2 3 9 9 35 31
英国 12 36 68 9 10 16 21 46 84
ハンガリー 1 1       1 1 1 1
アイルランド   1 26   1 1 0 2 27
イタリア 7 35 31 1 1 3 8 36 34
ルクセンブルク 3 35 2     1 3 3 3
オランダ 3 15 15 29 32 32 32 47 47
ノルウェイ 2 2 1     1 2 2 2
ポルトガル 1 3 3   1 1 1 4 4
ロシア   1       1 0 1 1
スロバキア   0   6 3 3 6 3 3
スウェーデン 2 9 8 8 9 10 10 18 18
オーストラリア 2 7 10   8 2 2 15 12
ニュージーランド   1 1       0 1 1
イスラエル 1 1       1 1 1 1
ブラジル 8 11       11 8 11 11
メキシコ 4 6 6       4 6 6
カナダ 6 12 6     6 6 12 12
米国 97 302 552 25 26 131 122 328 683
合計 352 801 995 198 344 609 550 1145 1604

「3Dコンテンツ」の現状と将来動向
講師:千葉大学工学部画像情報工学科教授本田捷夫氏

立体映像は『より強い臨場感を体感する』、『相対的前後関係を認識する』、『奥行き距離を把握する』、『3次元座標、(表面)形状を計測する』ために必要である。現在の立体表示方式は6つ(表@)に分類されるが、任意の位置から視聴可能であり、複数人が同時で視聴可能な方式は(2眼)ステレオ立体視方式のみである。


立体映像表示方式の分類
A. (2眼)ステレオ立体視方式
A-1. 特殊(立体視)メガネをかける方式
A-2. メガネをかけない方式
(オート・ステレオスコピイ方式)
B. 多眼表示方式
C. 超多眼表示方式
D. 光波動場の検出(記録)・再生方式
D-1. ホログラフィー方式
D-2. キノフォーム方式
E. 体積(走査)表示方式
F. 奥行き面サンプリング方式
  千葉大学工学部画像情報工学科
教授 本田捷夫氏
 

しかし、2眼ステレオ立体表示方式も現時点では、立体(視)メガネの使用が必要、眼のピント調節と寄り眼の状態(輻輳)が実物の観察状態と異なる(輻輳調節矛盾)、観察者が目の位置を変えても、観察される立体像が変わらない等の問題点がある。将来目指すべき、自由で自然な立体映像とは、立体映像が自然であり、かつ視聴者が任意の位置で装着物を要することなく、複数で視聴可能な映像である。


「動画映像の視覚評価」の現状と将来動向
講師:宇都宮大学大学院 工学研究科 情報制御システム科学専攻 教授 春日正男氏

デジタルコンテンツの急速な傾斜と共に、視聴者が心地よいと感じるコンテンツすなわち「感性コンテンツ」という概念が生まれた。映画や見て感動する、例えば印象的、迫力がある、泣けるなど、心が動くコンテンツを感性コンテンツと呼ぶ。コンテンツの評価は、物理的評価と感性的評価の2種類がある。コンテンツの物理的評価方法としては、解像度、色再現性、輝度等の測定があるが、感性的評価方法としては、生理学的測定(リアルタイムな生理的データ、例えば心音、視線の動き、汗、発汗、温度など)と知覚心理学的測定(総合評価:SD法など)がある。それらの測定データが視聴者が心地よいと感じる「感性コンテンツ」を制作する上での指針となる。


感性の構造と変化
■先天の感性:
両親から受け継いだ感性(3歳までにインプット、6歳までに検証完了)感情の激しさ、起伏、物事の受け止め方、行動の習慣
■後天の感性:
環境によって構築された感性(先天の感性に貼り付けたもの)感じたままを受け止めず、感情を抑えるなど
 
そして、これからの感性の変化は体験によってのみ変更できる。
  宇都宮大学大学院 工学研究科
情報制御システム科学専攻
教授 春日正男氏
 



この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。
 
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