- 【クリ博開催の目的】
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2月28日(水)青山の神宮外苑にあるTEPIAにて、(財)デジタルコンテンツ協会・潟潤[クスコーポレーション主催、厚生労働省後援による、クリエイティブな仕事の博覧会「クリ博」を開催しました。「クリ博」はゲーム・映像・アニメ・アミューズメント等、映像系コンテンツ業界での仕事を目指す若者と企業を結び付けようというものです。
- 【採用側の事情】
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元々コンテンツ制作は人気のある職種ですが企業規模は比較的小さく、また企業に所属していた独立心のあるクリエイターが会社を興したりして、なかなか大企業が出てこないのもこの業界の特長です。むしろ大企業を目指さない企業も数多くあります。そのため、中小規模の企業の社長さんは制作からクライアントとの商談から労務管理までを担当するという場合が多く、採用活動も大変なのです。
- 【求職側の事情・主に学生】
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一方、この業界で働きたい若者(多くはコンテンツ制作系の大学、専門学校で学ぶ)も大手企業の名前は知っているものの実際に制作を担当する中小企業の存在は前述のとおりの状況で企業PRもままならないため意外と知られていません。そのため、ともすれば他の業界の有名企業に志望を変えてしまう場合も多いようです。また、充分な企業研究もないままにこの業界の仕事に就いたために「こんなはずではなかった」と早々に離職するひとが極端に多い業種もあります。
もちろん、「自分自身で仕事先を探す努力もしないでどうするんだっ?」という声もわかりますが、そこはそれ。できるだけ多くの才能の中から優れた人材を獲得するため、企業の側から存在をアピールして優秀な人材を探す場が「クリ博」なのです。
- 【クリ博当日の状況】
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「クリ博」は昨年11月18日に文京学院大学で行ったコンテンツ業界への適職ガイダンスに続くものです。ガイダンスではアニメ制作・CG映像制作・ゲーム制作それぞれの業界の仕事内容を解説しましたが、今回は実際の個別企業のブースを回り、それぞれの会社の概要や求める人物像、受験するための心構えなどを聞いて回り、目指す企業にアプローチをするための実践編です。会場内には企業ブースのほか、持参した各自のポートフォリオを見て指導してくれる「ポートフォリオ道場」(潟潤[クスコーポレーションが運営)もあり、リアルの場ならではのサービスも充実。他にも4階と地下1階ではあわせて11の業界セミナーを開催し、入場のキャンセル待ちも出る人気でした。
来場者は、北は北海道、南は沖縄まで。学生・教員・社会人あわせて3000人近くが来場しました。実は、コンテンツ業界に特化したこの規模の適職フェアはいままでありませんでした。本邦初の催しです。
会場のTEPIAは学校単位でバスで来場された皆さんをはじめ、開場と同時に入場の列ができるなど、ずいぶんお待たせしてしまった方もいらっしゃいます。会場内も混雑して各社ブースの前には順番待ちの列ができておりました。ご不便をおかけした皆様にお詫びします。
学校関係の皆様からは、お世辞も含めて「このような事業を待っていた」というお言葉を多数いただきました。採用側の企業の皆様からも「こんなに多くの皆さんが当社に関心を持ってくれてうれしい」との声がる一方で「映像クリエイティブの仕事を目指しているといいながら、ろくにデッサンの練習もしていない人がいるのはどういうことか?」との苦言もあったのも事実です。どんどん生の声を聞いて自分を磨き上げて欲しいと思います。
- 【これは一種の地場産業振興】
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こんなにも多くの方が全国から集まっていただいたのも、皆様おなじみのコンテンツ制作業の東京一極集中があるからです。映像プロダクションの75%(※1)、アニメプロダクションの87%(※2)、ゲームメーカーの63%(※3)が東京に集まっているのです。元をたどればテレビキー局の集中、更にプロダクションの集中を加速する地方テレビ局の東京制作などなどがあります。いわば、「クリ博」は関東エリアで開催する必然があったものでこのエリア特有の地場産業であるともいえます。
※1.(財)新映像産業振興センター、「新映像白書2000」より抜粋。 ※2.(財)デジタルコンテンツ協会「デジタルコンテンツ白書2000」 ※3.(財)デジタルコンテンツ協会「デジタルコンテンツ白書2001」より抜粋。
- 【本事業の今後】
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本事業はこのようなイベントも行っておりますが、年に何度かのイベントを行うのが本旨ではなく、求人・求職双方が継続的なネットワークを作り、教育機関は『教育』を前提に産業界のニーズにも応え得る人材育成を、産業界は採用力の強化に役立てていただきたいと考えております。
- 【教育機関の皆様への呼びかけ】
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そのため、当協会では教育機関の就職担当者を中心に『学校連絡会』への参加を呼びかけております。特別に規約も無いのですが、実際に学生の進路指導に当たる皆様にお集まり頂き、よりよい学生の就業をめざした本音の話し合いを行っております。また、人材を募集している企業のニーズを紹介してまいります。
参加いただくための資格は、コンテンツ系企業に学生を送り出したい教育機関の教職員の方。コンテンツ制作を教える学科が無くとも、この業界に人材を送り出したいとお考えの方々なら歓迎いたします。