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DCAJ news No.142
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レポート:「最新デジタル映像音響技術が開く新世界」

1. 概要

2008年10月18日(土)〜21日(火)、最新デジタル映像音響技術が開く新世界実行委員会(角川映画株式会社、ソニー株式会社、日本ビクター株式会社、バンダイビジュアル株式会社、財団法人デジタルコンテンツ協会)、ならびに経済産業省は「最新デジタル映像音響技術が開く新世界」を開催した。
「最新デジタル映像音響技術が開く新世界」は、JAPAN国際コンテンツフェスティバル(愛称:コ・フェスタ)のオフィシャルイベントで、最新のデジタル映像技術を活用した人材育成に資することを目的とした最新デジタル技術を利用した映像・音響体験、ならびにそれら技術に関したシンポジウムを実施した。

最新 デジタル映像音響技術が開く新世界

名  称
最新デジタル映像音響技術が開く新世界
会  場
表参道ヒルズB3F SPACE [O:]
東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号
http://www.omotesandohills.com/event-space/index.html
日  程
2008年10月18日(土)〜21日(火)
主  催
最新デジタル映像音響技術が開く新世界実行委員会、経済産業省
共  催
JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会
特別協力
大橋力研究室
参 加 費
無料

2. イベント報告

10/18のトークショー、左から、麻倉怜士氏、廣瀬通孝氏、山城祥二こと大橋力氏イベント初日(10月18日)と2日目(10月19日)は、『ハイパーメディア・コンテンツの衝撃』と題し、ハイパーソニック・エフェクトと映像のコラボレーションが体験できた。

初日の上映は、2009年2月に日米同時発売が予定されているブルーレイディスク版の劇場アニメ『AKIRA』。同作品では、ブルーレイディスクの技術を活かし、アニメとしては世界で初めて、日本語5.1ch音声を192 KHz/24bitで収録している。


10/19のトークショー、前田泰宏氏、大橋力氏、マデ・ウィアンタ氏2日目は、超微粒子点描を駆使したアブストラクト表現で現代美術を先導するインドネシア最高峰の造形美術作家マデ・ウィアンタ氏の4K映像作品とハイパーソニック・エフェクト効果のコラボレーションによるアート映画『エコースケープ・ウィアンタ・ギャラクシー』が上映された。

トークショーでは、ハイパーソニック・エフェクト効果について、脳科学者の大橋力氏から、CDでは人間の可聴域上限の20kHz以上の音はカットされているが、ブルーレイディスクの登場によって、今まで失われてきた人間の身体に影響を与える高周波音を再現できるようになり、人間の脳の中の、美しさや感動を司る「基幹脳」が活性化され、自律神経系や免疫力、内分泌系の活動が改善されるなど、良い影響があると語られた。


10/20のトークショー、左から、木村卓氏、山岸宏一氏(2行目)安生健一氏(3行目)左から、小坂一順氏、迫田憲二氏 イベントの3日目(10月20日)は、3DCGを中心とした映画製作技術の最新事例についてのシンポジウムが行われた。

(株)リンクス・デジワークス アートディレクター 木村 卓氏、アニメーター 山岸 宏一氏の両氏からは、アルス・エレクトロニカ賞 2008 準グランプリを受賞したオリジナル短編3DCGアニメーションの「KUDAN」のメイキングについて、(株)オー・エル・エム・デジタル 研究開発部門 テクニカルディレクター 安生健一氏からは、SIGGRAPH2008 コンピュータ・アニメーション・フェスティバルコンペティション部門に入選したオリジナル短編3DCGアニメーションの「One Pair」について、(株)オムニバス・ジャパン VFXスーパーバイザー 小坂 一順氏、同社 CGディレクター 迫田 憲二氏からは、公開を直前に控えた「ハンサム★スーツ」のVFX技術について説明いただいた。


10/21、左から、とちぎあきら氏、マイケル・ポゴゼルスキー氏4日目(10月21日)は、角川文化振興財団がアメリカの映画芸術アカデミーと共同で行った黒澤明監督作品「羅生門」の4Kデジタル復元プロジェクトについて、東京国立近代美術館フィルムセンター 主任研究員/映画室長の、とちぎあきら氏がホストとなり、修復を担当したアカデミー・フィルム・アーカイブ ディレクターマイケル・ポゴゼルスキー氏から話を伺った。シンポジウムの後は、本邦初のデジタル復元された「羅生門」のデジタル4K上映が行われた。

ポゴゼルスキー氏によると復元作業で一番大切なことは、「いかに当時の映像に近づけるか」また「監督が表現したことをいかに再現するか」であり、あえて全てのノイズを完全に除去しなかったと語られた。

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