■ 概 要
気象庁が配信する緊急地震速報を一斉同報配信するシステムをJEITAの元に集まった47社からなるプロジェクトが開発、実証実験を経て、本年10月1日から本格的にスタートした。

■ 受賞コメント
日本独自の試みである緊急地震速報の実証試験が、新しいデジタルコンテンツに対する技術を表彰するという、この賞に選ばれましたことを喜んでおります。実証試験に参加・協力・支援いただいた多くの関連企業に感謝するとともに、実証試験の成果が活かされ、今後この技術が有効に活用されることで、減災に役立つことを期待いたします。

■ 審査講評
気象庁が提供する緊急地震速報は「天気予報」「交通情報」などと並んで私たちの安心・安全に不可欠な重要な公的デイタルコンテンツです。J-AlertやC-Alertなど利用範囲は広く、PublicDomeinの久々の重要デジタルコンテンツで、地震王国・日本の「鎮守の神」です。

 


■ JEITA「緊急地震速報実証試験」参加機関一覧

 

株式会社アイ・シー・シー
旭化成ホームズ株式会社
アペクセラ株式会社
イッツ・コミュニケーションズ株式会社
入間ケーブルテレビ株式会社
大分ケーブルテレコム株式会社
大阪ガス株式会社
株式会社関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ
株式会社関電ファシリティマネジメント
北上ケーブルテレビ株式会社
北ケーブルネットワーク株式会社
京葉瓦斯株式会社
株式会社ケーブルテレビ足立
株式会社ケーブルテレビ可児
株式会社ケーブルテレビジョン東京
山陰ケーブルビジョン株式会社
株式会社サンシャイン
三洋電機株式会社
三洋ホームズ株式会社
シーエーテイーブイ愛知株式会社
株式会社シー・ティー・ワイ
株式会社シーテック
株式会社シーファイブ
塩釜ケーブルテレビ株式会社

上越ケーブルビジョン株式会社
株式会社3Softジャパン
積水化学工業株式会社
積水ハウス株式会社
大和ハウス工業株式会社
玉島テレビ放送株式会社
中部ケーブルネットワーク株式会社
株式会社テレビ松本ケーブルビジョン
東京ガス・エンジニアリング株式会社
東京ケーブルネットワーク株式会社
東京ベイネットワーク株式会社
株式会社トータル・ライフサービスコミュニティー
株式会社ハートネットワーク
パナホーム株式会社
飯能ケーブルテレビ株式会社
BAN-BANテレビ株式会社
株式会社ひのき
ひまわりネットワーク株式会社
フジオーゼックス株式会社
三井不動産株式会社
株式会社南東京ケーブルテレビ
株式会社モリモト
横河電機株式会社
※2005年4月〜2007年9月までの全ての実証試験参加社(47社・五十音順)

   


 

 


■ 概 要

LoCoStySh(ロコスティッシュ)*は、 3DCGによるデジタルアニメーション制作のための新しいソフトウエアです。光源調整による通常の3Dライティングに加えて、ハイライトや陰影をペイントブラシで直接モデルに描き込めます。オリジナルのライティングを活かしながら、アーティストの演出意図に合った陰影表現のアニメーションを作ることができる点が特長です。
このソフトウエアはOLMデジタル研究開発部門と東京大学五十嵐研究室との共同研究から生まれ、その基本技術を、CGの国際学会 SIGGRAPH2007に論文として発表しました。現在はインタラクティブ編集処理とリアルタイムプレビュー機能も備えたツールとして実用化されています。
 (*) LoCoStySh は、上記論文のタイトル「Locally Controllable Stylized Shading」の頭文字からとった名称です。

■ 受賞コメント
我々が開発した技術は、デジタル映像制作の現場から生まれた小さな技術なのですが、SIGGRAPHのようなアカデミックな場で発表させていただいたり、今回の賞をいただくことができて、大変光栄です。
デジタル映像を高品質なものとして効率よく作り出すにはまだまだ沢山の技術が必要です。今後も産学の連携に努め、理論から実用迄を幅広く見据えた研究開発を続けたいと思います。

■ 審査講評
作者の感性を生かす手描き手法の永年の蓄積により2Dアニメが醸し出す独特な日本の味が世界の人々を楽しませている。一方、コンピュータの中に三次元モデルを生成し、従来の手描き手法よりリアルに、かつ効率的にアニメを制作する3DCGも活用されている。3DCGによるアニメ映像の制作において通常使われているソフトウエアでは、基本的に物理的な照明条件により陰影を表現するため、クリエイターの演出意図を反映したアニメらしい陰影表現をすることは困難であった。この新しいソフトウエアでは、3DCGで生成された映像をベースに、クリエイターがペイントブラシを使うことによって簡単に陰影の修正をすることができる様にしたものである。この技術を使うことによって、物理的な陰影をアニメ的にシンプル化し、日本のアニメが蓄積してきた雰囲気を効率的に創り出す演出ができる様になった。日本のアニメ制作者と研究者が、制作現場のクリエイティビティを生かす事に注力しながら、かつより効率的にアニメ制作が可能となるCGソフトウエアを開発したことは、アニメ産業にとっても重要な基盤技術となるものである。また、このソフトウエアは、アニメ制作以外にも展開できる可能性があり、この分野におけるR&Dに活力を与えるものである。