●国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
科学の森を散策するように楽しめるWebサイト。上野本館、自然教育園、筑波実験植物園、新宿分館、産業技術史資料情報センターなどの関連施設にも自在にアクセスできる。テキストも豊富にあり、盛りだくさんの情報量でありながら、フロアごとに色分けされ、調和のとれた多色使いで、コンセプトを明確に発信。不思議の世界が解き明かされ視野が広がる。バーチャルミュージアムの学習資源コンテンツや、充実のデータベースは「科博」ならでは。わが国最大級の広さを誇る「新館」には、10のおすすめコースが用意されている。
●一関市博物館
http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/icm/index.html
ボタンを右上にまとめ、操作しやすく、余白を生かしたレイアウトはシンプルで、厳選された画像やテキストから落ち着いた館の佇まいが伝わる。テーマ別に紹介されている館蔵品は、奥行きが深く全体拡大図・部分拡大図で構成され、検索機能も用意されている。「昔の日本の計算方法」では、古来の日本独自の計算方法を、基礎から応用までを映像を使って伝授しており、興味が深まる。
●岩手県立美術館
http://www.ima.or.jp/index1.html
検索に感性語を採用しているデジタルレファレンスでは、作家名や制作年などを入力する検索のほか、色や形、「濃い」「薄い」などの感性語で作品を検索できるイメージ検索が特徴的である。コレクションの核になる3人の作家・萬鐵五郎、松本俊介、舟越保武が郷土の風景を背景に顔写真が紹介されており、親しみやすい。写真をクリックして作品ページに入る。
●上田市山本鼎記念館
http://museum.umic.ueda.nagano.jp/kanae/
大胆な濃い色使いでありながら、かわいいアイコンが効果的にちりばめられた丁寧な作りの印象的なWebサイトである。作品インデックス、年譜なども単調ではなく、奥行きのある作りで、作品を拡大して鑑賞でき、作品の背景にあるエピソードも読み物として充実している。山本鼎を詳細に調べ上げ、オリジナリティのある表現で再構築している。
●大阪市立東洋陶磁美術館
http://www.moco.or.jp/jp/index_f.html
充実したデータベースである。館蔵品カタログでは、整然と並んだサムネイルが館蔵品の全体像を見せ、各作品の拡大写真は、陶磁器の表面だけでなく、底部も見ることができ、学芸員の視点で名品を味わうことができる。鑑賞の手引き、地図・年表などが学習コンテンツとして利用できる。
●岡山市立オリエント美術館
http://www.city.okayama.okayama.jp/orientmuseum/
2005年度展覧会予定がトップページに大きく表示され、Webサイトが展覧会の広報として大きな位置づけであることがうかがえる。アイコンやサムネイルは見当たらないが、詳細表示の写真をクリックして拡大写真を見ることができる。照明に配慮して作品の撮影が行なわれ、収蔵品のデジタルアーカイブを構築している成果が見られる。
●黒田記念館
http://www.tobunken.go.jp/kuroda/index.html
「デジタルアーカイヴ」とトップ画面に表示が見られる洗練された画面のWebサイト。項目ごとに更新された日付があり、信頼できる情報であることを保証しているようだ。展示室ごとに作品の拡大写真を閲覧ができるが、黒田清輝作品一覧からも作品についての情報が詳しく、拡大作品を見ることができる。英語、中国語、韓国語の表記がある。
●神戸市立博物館
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/main.html
名品撰は、高精細な画像と解説がバランスよくレイアウトされていて見やすく、データベースも充実している。情報のキーワード検索は、神戸市のホームページより。また、大震災での所蔵品の損傷状況などが写真でアーカイブされている。Webサイトでの外国語の表記はないが、PDFによる英語、中国語、韓国部の情報提供がある。
●国文学研究資料館
http://www.nijl.ac.jp/
「今月の一冊」が目を引く。専門家のセレクトによる一冊は、興味深く、インデックスページもあり、拡大表示が可能。また解題(著作の由来、出版の年月など)も詳しい。デジタルアーカイブを牽引する施設でもあるが、更新がよくされており信頼度の高さがうかがえる。資料が豊富でよく整理されたデータベースが構築されている。
●国立歴史民俗博物館
http://www.rekihaku.ac.jp/
「館蔵資料画像データベース」には178,472件ものデータがあり、すべてではないが画像も公開されている充実したデータベース。研究者を対象にしているだけでなく、トップページには、子供と親のページがあり、幅広く真正の学習資源を提供している。電子企画展の利用状況を改善のために参考にするなど、Webサイトも発展性のある研究対象。
●国立民族学博物館
http://www.minpaku.ac.jp/
博物館を有する研究所である“みんぱく”の「標本資料目録データベース」は、所蔵する標本資料(生業、生活、儀礼、製作技術にかかわる用具類など)ほぼ全件(約237,400点)の基本情報を収録。ほかに、「服装・身装文化(コスチューム)データベース」「吉川 シュメール語辞書データベース」などと充実したデータベースを持つ。所蔵する文献の目録検索もできる。
●杉野学園衣裳博物館
http://www.costumemuseum.jp/
黒を基調にした、コスチュームがよく映えるシンプルなWebサイトである。コレクションの画像の上でマウスを左右に動かすと、そのコスチュームは360度回転する。正面だけでは確認できない後ろ姿のシルエットや服飾の美しさが確認できる。また、ディティールの重要なポイントは拡大可能。数は少ないが整理されたデータベースである。
●高月町立観音の里歴史民俗資料館
http://www.biwa.ne.jp/~kannon-m/index.htm
手作り感覚のWebサイト。「高月町の文化財」では国宝(木造十一面観音立像)や重要文化財などの仏像彫刻や書跡・典籍・古文書などの文化財が目録化され、写真の充実しているものがある。「高月の観音と史跡」の地図はまだ未完成のようだが、地元の人ならではの土地感覚を生かした表示に温かみが感じられ、訪れたい気持ちになる。
●たばこと塩の博物館
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html
「コレクションギャラリー」には、たばこというテーマで収集された浮世絵のほか・キセル・たばこ入れ・灰皿・ポスター・塩の結晶など、収蔵資料約30,000点の中から一部の画像がデータベース化されている。各種類ごとにサムネイルの画像で、まず閲覧できるので全体像が把握でき、画像をクリックすると拡大画像と解説となる。
●東京藝術大学大学美術館
http://www.geidai.ac.jp/museum/
文字だけで構成された最新情報が、トップ画面に続く。信頼度が高い情報は、読みやすく、オレンジとグレーの配色がシンプルで美しい。圧巻は「収蔵品データベース」。検索できる約25,900件の作品情報、約6,000画像を公開。画像には色票が添えられ、作品情報も詳細。美術の殿堂から、指針ともなるデータベースが発信されている。
●独立行政法人国立美術館
所蔵作品総合目録検索システム(試行版)
http://search.artmuseums.go.jp/
国立美術館4館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館)が収蔵している作品の目録検索である。2万件以上の目録が登録され、数は少ないが画像もある。国立美術館5館(2007年、東京・六本木に国立新美術館が開館予定)の総合目録の形成と公開に向け、館の壁を乗り越えた画期的な一歩といえるWebサイト。
●中山道広重美術館
http://museum.city.ena.gifu.jp/top.html
旧中山道が通り、宿場町として栄えた大井宿があった岐阜県恵那市。中山道によってはぐくまれた文化・芸術を発信する美術館。歌川広重の浮世絵版画を中心に「木曽街道(中山道)」がテーマである。コレクションは、木製の収蔵庫をイメージさせたバーチャル「収蔵庫」にあり、データベース化されている。拡大して見ることができる。
●馬頭町広重美術館
http://hiroshige.bato.tochigi.jp/batou/hp/
収蔵作品1,162件がデータベース化されている。歌川広重の肉筆画と版画の数は少ないが、拡大して見ることができる。収蔵品検索システムの分類を「全て」にし、あとはブランクのまま検索ボタンをクリックすると一覧表が出てくる。さらに、「文字画像一覧」をクリックするとサムネイル入りの一覧が出てきて選択しやすくなる。
●平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
所蔵作品の中にある原精一(http://museum.isogaya.co.jp/hiratsuka/)の手作り風画像データベースが突出しており、油彩、スケッチブック、スケッチ、筆、絵具、小物の画像が10,000点以上あるようだ。平塚市美術館教育普及活動のワークショップクラブに参加したメンバーによって整理・分類・デジタル化されたと記載がある。
●CCA北九州
http://www.cca-kitakyushu.org/jp/
ホームページにたくさんの画像が規則正しくレイアウトされ、色もビビッドできれいな印象を与える。現代美術のインスタレーション作品や出版物の画像もある。1997年の開設記念プログラム「マリナ・アブラモヴィッチの5つのヴィデオ・インスタレーションとラージスケールの写真4点」から現在までの作品記録を公開している。