平成15年度デジタルアーカイブ構想振興事業
地域産業関連技術等の高精細デジタル映像によるアーカイブソフト成果作品貸出のお知らせ
〈日本小型自動車振興会補助金交付事業〉
本事業は日本小型自動車振興会より補助金の交付を受けて実施され、デジタルアーカイブ構想振興事業の一環として、地域に関連性の高い産業映像を「産業アーカイブ」と位置づけました。産業関連技術等において後世に残すべき優れた製造・加工技術、伝統技術に裏付けられた現代の職人技等を情報発信による地域活性化のため、地域に関連性の高い産業映像を記録・保存することを試み以下の2作品が完成致しましたので、多くの皆さんにご覧頂きたく貸出のご案内を致します。
(作品タイトル
.1
)
『文化財建造物を守る瓦〜手作りの伝統をいかして〜』
1400年以上前に中国から伝わって以来、日本の屋根を守り、町並みを作り上げてきた瓦。瓦は美しさと強さを兼ね備えた屋根材で、文化財の瓦には1000年以上使われ続けているものもあります。
岐阜県岐阜市に、地元の粘土にこだわり、高度な技術で文化財の瓦を作り上げる中村製瓦があります。今回中村製瓦は、1993年に世界遺産に登録された西本願寺御影堂の瓦を作ります。御影堂は世界最大級の木造建築で、江戸時代初期を代表する建造物です。
瓦作りは、ひび割れなどを防いで無事に焼き上げることと、屋根に上がったときに美しさを発揮させることがポイントです。その瓦作りの工程を、原料の粘土の採取、昔ながらの手作りの技術を発揮した形作り、最後の窯の焼きあげまで克明に記録し、さらにその瓦が御影堂に葺かれるまでを追いかけました。
企画・制作
(財)デジタルコンテンツ協会
(株)NHKエンタープライズ21
作品時間
33分
(作品タイトル
.2
)
『尾張七宝
煌輝礼讃
きらめきらいさん
』
今から、170年程前、尾張に生まれた梶常吉は、オランダ人のもたらした七宝器を一目見て、その華やかさに魅せられ、一年で七宝の技法を収得し、近代七宝としての尾張七宝を確立しました。
その後、梶吉の伝授を受けた林庄五郎が、工芸品としての七宝焼きを広め、七宝町に一大生産地を築き、その後尾張七宝は、尾張地方の有力な工業生産物、貴重な輸出品として発展し、海外の万国博覧会にも出展され、広く知れ渡りました。
尾張七宝は、新しく開発された釉薬を用いることにより、繊細で華やかなな有線七宝から、新たに無線七宝、有線、無線を組み合わせた有無線七宝など、多彩な表情をもつ近代七宝として生まれ変わりました。
この映像作品においては、七宝の高度な技法、海外や国内の美術館に保管されている代表的な作品の数々、工芸品として新たに歩もうとする尾張七宝の姿を紹介します。
企画・制作
(財)デジタルコンテンツ協会
テレビ愛知(株)
(株)千代田ラフト
作品時間
28分
【問合せ先】
(財)デジタルコンテンツ協会 デジタルアーカイブ推進室
田島英行
Tel.(03)3512-3903 Fax.(03)3512-3908
e-mail:
tajima@dcaj.or.jp