平成16年度デジタルアーカイブ構想事業
 

「地域産業関連技術等の高精細デジタル映像によるアーカイブソフト」成果作品貸出のお知らせ
(日本自転車振興会補助金交付事業)

 
 本事業は日本自転車振興会より補助金の交付を受けて実施され、デジタルアーカイブ構想事業の一環として、地域に関連性の高い産業映像を「産業アーカイブ」と位置づけました。産業関連技術等において後世に残すべき優れた製造・加工技術、伝統技術に裏付けられた現代の職人技等を情報発信による地域活性化のため、地域に関連性の高い産業映像を記録・保存することを試み以下の2作品が完成致しましたので、多くの皆さんにご覧頂きたく貸出のご案内を致します。
 
 
(作品タイトル)
「究極の墨の色を求めて 古都奈良の墨づくり」

 奈良は、昔から墨づくりの街として栄え、現在も変わらぬ手法で墨づくりが行われ、全国の墨の生産量の約99%を占めています。古くから墨は記録保存の手段として使われ、奈良時代の平城宮跡から当時の状況を木や竹の板に直接墨で書き記された木簡が数多く出土されています。
 墨は煤を膠で固めて造ったものです。奈良の墨の主原料の煤のほとんどは、菜種油、ごま油などからとる油煙です。墨づくりは、膠が一番真価を発揮する寒い冬の間だけで行われます。墨を造るのは、煤に膠の熱い液をそそぎ、香料を加えてよくまぜ、光沢がでるまで十分に練ります。ここに伝統の職人の技がいきます。それを木型に入れて形をとります。型どりの後は灰の中に入れて乾燥させ、さらに1ヶ月ほど自然乾燥させます。仕上げは、貝で磨いて光沢をだしたり、色彩をつけたりして製品となります。墨づくりは、今も職人の技による全くの手造りです。一人前の墨職人になるには、およそ10年かかるといわれます。彼らは煤で真っ黒になりながらも、伝統の技を守り、優れた墨を造り続けています。墨づくりの技を記録しました。
 
 
 企画・制作 (財)デジタルコンテンツ協会
特定非営利活動法人
奈良21世紀フォーラム
トータルビジョン関西(株)
 作品時間 33分
 
 
(作品タイトル)
「日本の美 漆 〜輪島塗 技と心〜」

“JAPAN”英和辞典を引くと“日本国”そのものを示すとともに“漆・漆器”の意味を持っていることに気づきます。日本という国が漆器の代名詞となるほど、その文化を象徴するものだったのです。本作品では「漆とは何か?」を命題に、昔ながらの伝統を色濃く残す“漆器産地・輪島”と、そこで生産される輪島塗を丹念に取材し紹介します。
 輪島塗は分業が進み、一つの漆器を作るのに多くの専門職人が作業するのが特徴です。 岩手県での漆採取にはじまり、輪島での木材を挽く「木地作り」、何度も漆を塗り重ねる「下地」「中塗」「上塗」、鏡のように表面を仕上げる「呂色」、華やかな装飾を施す「蒔絵」「沈金」といった加飾。それぞれの職人技を克明に記録しました。漆職人たちに受け継がれてきた技と心、そして伝統にとどまらず新たな試みを続ける輪島の人々の姿を映し出します。小さな漆塗りの器をキャンバスに見立て、四季折々の風景を精緻に描きこむ…。日本文化そのものを表わす漆器の魅力を伝えます。
 
 
 企画・制作 (財)デジタルコンテンツ協会
(株)グレートデン
 作品時間 37分
 

【問合せ先】 (財)デジタルコンテンツ協会 デジタルアーカイブ推進室 
   清野一道
Tel.(03)3512-3903 Fax.(03)3512-3908
e-mail:kiyono@dcaj.or.jp


   
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