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| 2003年11月度DCAjセミナー2実施報告 |
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「ブロードバンド時代におけるDRM事例紹介」 |
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| ブロードバンド時代を迎え、コンテンツ配信による利活用の活性化と共に、コンテンツの不正利用などのリスクも増加しつつあり著作権保護とセキュリティ対応が強く求められている。このためコンテンツ配信を管理する「DRM(Digital Rights Management)」が重要視されている。「DRM」によりコンテンツプロバイダは、よりセキュアな環境で、ストリーミングやダウンロードサービスを展開できるようになり、視聴回数や期間、コピー可/不可、コピー可能回数など細かく制御ができるようになる。この「DRM」の事例紹介として、マイクロソフト株式会社とスキルアップジャパン株式会社の方を講師に迎え下記の要項でセミナーを実施した。 |
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11月27日(木)
(1)15:30〜16:30
「デジタルメディア技術 Windows Media 9 シリーズおよび著作権保護・管理技術
Windows Media Digital Rights Management 9 シリーズのご紹介」
マイクロソフト株式会社
ウィンドウズビジネス本部 ニューメディア&デジタルデバイスマーケティング部
エグゼクティグプロダクトマネージャー
河野 万邦氏、大雲 正隆氏
(2)16:30〜17:30
「デジタルコンテンツの無断コピー大歓迎!」
〜P2Pを利用した販売促進DRMシステムの先進事例紹介〜
スキルアップジャパン株式会社
取締役 マーケティング本部長
藤岡 芳由紀氏、河井 純一氏 |
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| なお「デジタルメディア技術 Windows Media 9 シリーズおよび著作権保護・管理技術 Windows
Media Digital Rights Management 9 シリーズのご紹介」は当協会の「高精細映像の流通利活用技術に関する事業委員会(委員長:平田渥美)」の調査研究の一環としても行われ、同委員会のメンバーも参加した。 |
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(1)「デジタルメディア技術 Windows Media 9 シリーズおよび著作権保護・管理技術
Windows Media Digital Rights Management 9 シリーズのご紹介」 |
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| 写真(左)大雲 正隆氏、(右)河野 万邦氏 |
1.次世代デジタルメディアプラットフォーム
Windows Media 9 Series Platform Overview
はじめに河野氏よりWindows Media 9 Seriesの紹介とデモが行われた。同製品のコンセプトは“いつでも、どこでも、あらゆる種類の情報端末、ネットワーク、サービスにおいてデジタルメディアを提供し、楽しめるようにする”ということで、特徴は次世代デジタルメディア プラットフォームとして、1)再生能力の劇的な向上、2)卓越したオーディオ/ビデオ品質、3)最も包括したプラットフォームである。同製品群は9つのシリーズからなっており、Windows Media Player 9 Seriesや Windows Media DRM 9 Seriesが含まれる。そのWMP9の設計目標は、1)高速で柔軟な再生、2)Smart Jukeboxによる整理、3)あらゆる環境で最高品質のA/Vを提供、4)もっとも優れた拡張性である。最高品質のオーディオの特徴は先のWMA8と比べ 「全体の品質が20%向上」、「5.1チャンネルサラウンドオーディオ(WMA 9 Pro)」、「24ビット、96kHzに対応した業界最高水準の再現性(WMA 9 Pro)」、「データ損失をなくすWMA LosslessによるPCへのCDコピーができる」ことである。最高品質のビデオの特徴は 先のWMA8と比べ「15〜50%品質と効率が向上」、「ナローバンドにおける品質を改善するVideo Frame Smoothing」、「最大1080pの高解像度再生(HD品質の実現)」、「ダイアルアップ接続において、PC画面キャプチャ全ピクセルを30fpsで再生」とのことである。
その他にデモとして ナローバンドにおける品質を改善するVideo Frame Smoothingにつき 低フレームレートで配信し受信側でフレームレートを増加させ滑らかな映像を再現して見せた。
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2.Windows Media DRM 9 Series
大雲氏よりWindows Media DRM 9 Seriesにつき講演が行われた。はじめにデジタルメディア著作権管理(Digital Rights Management;DRM)の説明があり、DRMはCopy Rights ControlとDigital Asset Managementにわかれ、Copy Rights Controlとしてはコピー可・不可の掌握、コピー条件の定義(回数・期間など)、ライセンス発行によるビジネスモデルの確立であり、Digital Asset Managementとしては著作権の権利保護、コンテンツの正しい運用証明、コンテンツ管理義務の効率化である。その基本となる技術は、1)基本暗号アルゴリズム、2)ライセンス言語(XML)、3)セキュアなライセンスストレージ、4)ソフトウエア対タンパー化、5)ライセンスやアプリケーションの無効化サービスからなる。同製品はフレキシブルなビジネスモデルとなっており、特徴は「ライセンスは開始と終了の時間を定義することが可能」、「ライセンスは再生回数をサポート」、「コンテンツを変更することなく期間を修正可能」、「プレビュー、購読、レンタル、購入の許可」などである。事例紹介として、バンダイと提携したアニメコンテンツ配信事業のグローバルな展開につき紹介があった。同事業は11月下旬よりガンダムなどのアニメ作品をWindows Media 9でコーデックし韓国向けにストリーミング配信を行うが、配信や課金は韓国現地のISPで行い、コンテンツの暗号化やライセンスの発行は日本で行うことが特徴になっている。
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3.広がるWindows Mediaの世界
Windows Mediaの幅広い展開について紹介があった。 |
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高精細動画像を商用ブロードバンド網に5.1chに対応したデジタルコンテンツを臨場感あふれる音響と高品質な映像でライブ配信を行う。 |
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Sky Perfect TVのブロードバンド会員制サービスに採用。 |
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コンシューマーエレクトロニクスへの展開。世界でオーディオ機器、ビデオ機器、ICチップ等、400機種以上のデバイスに対応。 |
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Windows Media 9に対応したDVDが発売となった。 |
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Windows Media 9シリーズによる映画館での作品上映 |
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| (2)「デジタルコンテンツの無断コピー大歓迎!」 |
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| 写真(左)藤岡 芳由紀氏、(右)河井 純一氏 |
1.DRMの必要性
ソフトウェア業界では、違法コピーによる損害が、世界全体で1兆5700億円、日本で1800億円であり、日本は中国、米国に続いて世界第3位の損害額とのことである。音楽業界では、違法なファイル交換によってこうむった損害は1999年から約6000億円とのことである。このような現状から違法コピー対策はデジタルコンテンツ普及への鍵と考えられており、違法コピー対策の技術の一つとしてDRMに注目が集まっている。
2.DRMの問題点
DRMの問題点としては、主に以下の3点が考えられる。
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DRM技術によるコンテンツ保護は、「プラグイン」や「認証」等を利用する事が多いが、それによってユーザーに負担を与え障壁となってしまう。特に無料コンテンツで保護をかけたい際に対応できる場合が少ない。 |
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様々な技術が乱立しており、値段やサービスもバラバラでなかなか導入に踏み切れない。 |
| 3) |
コピー防止は、WEBでの販促・マーケティングに必須である「くちコミ」の効果を損ない、逆に売上に悪影響を及ぼすことがある。 |
3.スキルアップジャパンのDRM
スキルアップジャパンでは、上記問題点を克服すべく、以下のDRMに関するガイドラインを定めている。
1) 独自のアプリケーションを必要としない
2) (ASPサービスロ利用することで)安価で提供
3) 超流通機能を利用しP2P間の広がりを利用する
上記、ガイドラインを基にスキルアップジャパンでは「DR-PROVIDER」というサービスを提供している。
これは、デジタルコンテンツに対し課金決済やアンケート機能、会員登録機能といった情報を付加し著作権保護を実現する低コストなASPサービスで、違法コピーが行われても、コピー先でも課金決済やアンケートを求めるため、個人間に広がる違法流通網を新たな販売網として構築することができる。
このようなサービスを提供しているため、セミナーのタイトル「デジタルコンテンツの無断コピー大歓迎!」ということがいえる。 |
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| (3)まとめ |
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| デジタルコンテンツの配信による利活用は当協会及び会員社にとって重要なテーマであり、その中でもDRMを利用した著作権管理は関心が高く、本セミナーではA,B会議室をつないで開催したが、満席となり、急遽 追加の椅子を用意する程であった。質問も数多く寄せられ熱の入った質疑が行われ関心の高さがうかがわれた。 |
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| (開発グループ 毛利智博、交流グループ 須藤智明) |
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