 世界的な評価を受けた黒澤映画のもうひとつの側面。それは、アカデミー賞に2度もノミネートされた美術監督・村木与四郎氏と忍氏(故人)のご夫婦による映画美術のクオリティの高さです。二人がライフワークとして精緻に記録し続けた戦後の街並みの写真と自らのスケッチやデザイン画が膨大な数となって残されています。これらのスケッチやデザイン画には作成日時や場所、さらには対象物の寸法等の詳細な記録があり、当時の生活風景を知る上での貴重な歴史的資料としても十分な価値があります。今回は、経年変化の著しいこれらの資料をデジタル化するとともに、実際にこのアーカイブを利用して黒澤映画のセットを3次元CGで復元してみました。
※本事業は通商産業省が情報処理振興事業協会に出資し、財団法人新映像産業推進センターが受託して実施する平成10年度「先導的コンテンツ市場環境整備事業」に基づいて実施されました。 |