| ■24P開発の経緯■ |
米国のDTV方式の検討過程で、コンピュータ処理に適したプログレス信号の重要性が確認され、放送に適したインターレース信号とプログレス信号が規格化されました。その後、映画、CM、ドラマ等の制作をデジタル化するために、フィルム制作関係者と議論を進めてきました。そこで得られた結論は、従来のフィルムの24フレームに対応した1080プログレスシステムの実現でした。1996年から24Pシステムの実現が検討されました。この頃、すでに1080/60I機器は商品化されており、技術的な課題よりもむしろ24P信号規格の標準化と、ソニー単独ではできない24P対応機器の他社とのコラボレーション展開が課題となりました。まず、ソニーは24P信号規格として、既存のインターレース機器との互換性を重視し、プログレス信号をセグメントフレームでインターフェースする方式を提案しましたが、当初はインターレース信号と混同され十分な理解は得られませんでした。しかし根気良くその方式を説明し、理解を得て標準化することができました。またこの説明の過程で、各社から24Pシステムに賛同を得てのコラボレーションもスムーズに展開できました。この頃、ジョージ・ルーカス監督が24P機材を用いて映画製作する話が急浮上し、このプロジェクトを契機に24Pシステムの開発、試作、商品化と一気に階段を駆け登り、2000年9月に「スターウォーズ エピソード2」の大作を24P機材で全編撮影することに成功しました。
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| ■24Pの特徴紹介■ |
24Pは映画製作に特化したシステムではなく、24P動作以外にも25P、30P、50I、60Iの各方式で使用可能なシステムです。デジタルフォーマットコンバーターで各種HDTV、SDTVのフォーマットへの高画質変換が可能です。このシステムで制作したコンテンツは高画質放送プログラム、劇場映画、各種コンテンツパッケージ等のマルチユースプログラムマスターとして活用でき、フィルム素材、CG素材等と組み合わせるなど効率的なプロダクションが可能となります。
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| ■24Pの技術紹介■ |
| 24Pは、1080/60Iの技術を改良、発展させることにより実現しました。特にカメラでは、プログレス撮像のための新規の読み出し構造をもつCCDを開発し、フィルムのイメージを再現するための暗部でのコントラスト、色再現を重視したアルゴリズムを開発しました。また、メモリースティックを搭載し、ビテオカメラに不慣れでもカメラ設定が容易にできるよう配慮しました。さらに、24Pコンテンツをプログラムマスターとして有効利用してもらうため、デジタルフォーマットコンバーターのLSIを開発し、機器に搭載しています。 |