展示・イベント部門


─ 最優秀賞 ─

本阿弥光悦マルチメディア展示プロジェクト「巻子鑑賞のための装置(鶴下絵三十六歌仙和歌巻)」「茶碗鑑賞のための装置(黒楽茶碗七里)」
受賞者・本阿弥光悦マルチメディア展示プロジェクト実行委員会/
IAMAS光悦プロジェクトチーム
MMGP2000



制作統括:永原康史(国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)教授)
巻物システム制作:永原康史、赤松正行(同助教授)、吉田茂樹(同助教授)、小田英之(同助教授)、山元史朗(同助手)
茶碗システム制作:関口敦仁(同教授)、鈴木宣也(同講師)


日本の伝統美術工芸作品のための、
新しい展示と鑑賞のシステムの提案と制作

 日本の伝統美術工芸作品の多くは、手に取ることで初めて理解し、鑑賞しえるものであるにもかかわらず、文化財指定や作品保存などの事情で実見する機会が限られている。そこで、本プロジェクトは、マルチメディア技術を用いた新しい展示と鑑賞のシステムとそのコンテンツを制作した。「巻子鑑賞のための装置」は巻物そのものがインターフェイスとなり、紙の触感などが伴う巻子による読書の追体験を可能にした。「茶碗鑑賞のための装置」は、CTスキャンにより実模型を制作してインターフェイスとして用い、茶碗の持ち心地、茶を飲む際の視線と絵柄を体験することができる。


受賞コメント

 フィラデルフィア美術館東洋美術部のフェリス・フィッシャーさんとの雑談の中からこのプロジェクトのアイデアが生まれ、はや4年。なんとか形にすることができ、このような評価をいただくことができたのも、貴重な作品を提供して下さった京都国立博物館、五島美術館はじめ、多くの機関や人々の協力があったからこそと思います。この場を借りて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
永原康史(制作統括)

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